2023年07月14日

2023年7月ラジオ 林業の担い手を増やそう~農業大学校に林業コースできます

2023年7月7日(金)☔時々☁️

今日は月1ラジオの日。
毎月第1金曜日の14時20分からRNCラジオ わらなきラジオの「林業女子 盛りもりトーク」で、香川県の森を元気にするための情報をお届けしています。
今月のテーマは、「林業の担い手を増やそう~農業大学校に林業コースできます」。

2023年7月ラジオ 林業の担い手を増やそう~農業大学校に林業コースできます


以下、放送の概要です。

1.農業大学校って?
農業大学のパンフレットを持参
・昭和52年に開校した、琴平町にある農林業の担い手の育成を目的とした県立の専修学校。
・卒業時には短大卒の学歴とともに専門士の称号が付与される。
・主に高校を卒業した方が、次代の農林業の担い手になるために2年間学ぶ「担い手養成科」と新規就農を目指す社会人が、農業の生産現場における即戦力となるために研修する「技術研修科」の2つのコースがある。
・担い手養成科は、次代の農林業を担い、地域における農林業の振興に指導的役割を果たす人材を育成することを目的としており、5つのコースで講義と実習を組み合わせ、農林業に関する基本的な知識と技術を実践的に学ぶことができる。
・林業・造園緑化コースができるのはこの「担い手育成科」。
・「担い手育成科」には現在①野菜園芸、②花き園芸、③果樹園芸、④造園緑化、⑤畜産の5つのコースがある。
・令和6年度に造園緑化コースを拡充して「森林・造園緑化コース」が開講する。
・担い手養成科には、全員が受ける共通科目と5つコースに分かれてそれぞれ専門的な知識や技術を学ぶ専門教育科目に分かれ、講義や実習を通して、幅広い農林業に関する知識を身につけることができる。
・校内に広い農場や温室があり、農場実習が履修時間の半分以上の時間を占める等、実践的な教育を行い、即戦力となる人材育成を行っている。
・資格・免許等の資格取得のバックアップもしっかり行い、卒業後、専門家としての活躍が期待できる。
・現在、担い手養成科2学年で60人程が学んでいる。
・琴電榎井駅から徒歩8分。JR琴平駅から徒歩18分のところにあり、通学にも便利。

2.「林業・造園緑化コース」ってどんなことが学べるの?
・令和6年度に、これまで香川県にはなかった林業の担い手を育成することも目的に加え、造園緑化コースを拡充し「林業・造園緑化コース」が開講する。
・林業と造園のいずれにも就業できる人材を育成するための知識を技術の習得を行う。
・林業分野では、森林での作業や経営、木材流通など林業に関する知識を学び、実際の作業で必要となる、造林、林業機械の実習やチェーンソーや刈払い機など林業機械の使い方の実習を行う。また、校内で現場での作業内容を体験できる「シュミレーター」なども導入予定であるとも聞いている。
・卒業後は森林組合等の林業経営体等への就職を支援し、森林整備の担い手の育成・確保につながるように取組む。

3.農業大学校を視察・授業を通してどんなことを感じた?
・今回の放送に先立ち、農業大学校を視察し、林業・造園緑化コースができることもから、香川の森に興味を持ってもらいたいという思いで、林業女子会が「香川の森を元気にするために~香川の森のリアル~」という講義を行った。

2023年7月ラジオ 林業の担い手を増やそう~農業大学校に林業コースできます

・講義は「100年先も元気な森を子どもたちに残すために、わたしたちができること」を自分ごととして、発表した。学生一人一人が真剣に考え、いろいろな意見が出、若い意見が新鮮だった。

2023年7月ラジオ 林業の担い手を増やそう~農業大学校に林業コースできます

2023年7月ラジオ 林業の担い手を増やそう~農業大学校に林業コースできます

2023年7月ラジオ 林業の担い手を増やそう~農業大学校に林業コースできます

・視察を通じて感じたのは、学生の皆さんには、それぞれに将来目標があり、それに向かって一生懸命であるということ。
・話しかけると、丁寧に対応してくれ、いろんな話をしてくれる、とっても素直な学生さんばかり。
・学生同士の仲が良く、先生と学生との距離も近くでどのコースもいい雰囲気。
・2年生になると卒論を書くそうで、そのテーマについて話してくれる学生さんも多かった。
・話を聞いた中で、印象的だった学生さんを数名あげる。
・1人目は造園コースの男子学生さん。東京で高校時代から造園の勉強をしてきた農大では2年生がとる資格を高校時代にすでに取っているが、専門的な知識や技術を学ぶために入学してきた、憧れの栗林公園で働くために祖父母の家から通ってきている。さっとみせてくれた竹垣の結び目がきれいで早く、しっかりして驚いた。

2023年7月ラジオ 林業の担い手を増やそう~農業大学校に林業コースできます
 
・もう一人は、祖父がアスパラを生産しており、私が継がないと途絶えるかな。と思って農大に入学したという女子。農業の生産だけでなく、幅広くいろんなことを勉強できるのがいい。東かがわから電車を乗り継いて2時間かけて通っている。

2023年7月ラジオ 林業の担い手を増やそう~農業大学校に林業コースできます

・香川の農林業の担い手がちゃんと育っていることを感じた。

2023年7月ラジオ 林業の担い手を増やそう~農業大学校に林業コースできます


4.香川の林業の担い手ってどんな状況?
・香川県では、森で働く人達の多くは「森林組合」と言われる森林所有者(いわゆる山持さん)で作られる共同組織に所属して現場作業員として働いている。
・森林組合は香川県に7つあり、その内5つに現場作業員がいる。
・現場作業員は「作業班」と呼ばれ、組合員の森林づくり・森林の管理や森づくりに必要な道の整備等、森林での様々な作業を行う、林業技術を持ったスタッフ集団。
・現場作業員は森林所有者等から依頼を受けて森林の整備などを行うことが主な仕事。
・森林組合を取りまとめる立場にある香川県森林組合連合会をいう組織にも現場作業員がいる。
・森林組合連合会は主に国有林からの受託を受けて材の搬出等を行っている。
・香川県においては、平成7年には300名ほどいた森林組合で働く現場作業員が、現在は101名
・香川県の森を支える人はたった100人ほどになってしまった。
・ちなみにそのうち林業女子は5人。
・森林で働く人をふやすためには、継続して新規就業者を確保するとともに、人材育成や労働環境の改善等を通じて定着率を高めていくことが必要。
・県では、平成23年に(一財)香川県森林林業協会を「林業労働力確保支援センター」を指定し、林業への就業希望者を対象とした求職情報の提供や技術研修、各種相談活動を支援したり、森林組合の労働安全衛生の充実、技術の向上、福利厚生の充実の支援と行っている。
・国では「緑の雇用」事業などを行い新規就労者の確保・育成を行うなどの支援をしている。
・積極的に担い手の育成・確保をしていく必要があるということから、令和6年度農業大学校に林業・造園緑化コースを開設することになった。

5.林業に関する学校って他県でもある?
・林業大学校や専門職短期大学のような森林・林業に関する学科・科目を設置している学校は全国で24校ある。
・その中で農業大学校のように学校法に基づく専修学校をなっているのは7つ。
・就学・研修期間も1年制のところと、2年制のところが約半数づつ。
・四国では、徳島県の「とくしま林業アカデミー」、愛媛県の「南予森林アカデミー」、高知県の「高知県立林業大学校」がある。
・各県それぞれ、趣向を凝らしており、全国的に森林整備の担い手確保に尽力していることが分かる。
・そのような流れの中で、香川県においても、農業大学校に「林業・造園緑化コース」ができ、林業の現場において即戦力として活躍できる人材を育成できるようになるのは、香川県の林業の未来を明るくする取り組み。

6.農業大学校で学ぶためにはどうしたらいい?
・農業大学校の募集要項は「香川農大」と入力したら、農業大学校のHPにアクセスできる。
・農業大学校や県庁の農業経営課や森林・林業政策課などでももらうことができる。
・令和5年度はコロナ禍で思うようにできなったことから、オープンキャンパスを積極的に行うことにしている。
・担い手養成科の受験案内を中心にしたオープンキャンパスは
 7月30日(日)9:30~12:00(参加希望者は3日前までに農大までに申し込み)
・各コースの作業体験を中心にしたオープンキャンパスは8月から3月までに5回ある。
 林業・造園緑化コースは8月21日(月)と3月9日に実施予定である。
・入学試験に関する情報は農大のHPで確認してほしい。
・試験内容などは募集要項で確認してほしい。

7.まとめ「森で働く仲間を増やしたい」
・山村の過疎化や担い手の高齢化、木材価格の低迷などにより、手入れの遅れた森林が増えてきたことから、森林整備を行う人材が求められている。
・林業は長い時間がかかり、たくさんの工程があり多くの技術が必要な、息の長い仕事。
・100年先の子ども達の時代に元気な森を残すためには、その技術を後世に引き継いでいかなければならない。そのために、人材の確保・育成し林業の担い手を増やしていかがければならない。
・先人たちが大切に培ってきた技術が失われてしまってからでは遅い。
・そのような中で、農業大学校に林業を学ぶコースができることは、本当に喜ばしいことだ。
・森や木に関心のある仲間を増やすことで、100年先の未来にも元気な森を子ども達に残していきたい。
・林業女子会としても農業大学校の林業・造園緑化コースを応援していきたい。

9.次回の放送について
・次回は樹木医の戸来さんと一緒に「日本一の盆栽産地 鬼無・国分寺~樹木医目線からの盆栽~」をお届します。

10.林業女子の掲示板
■香川県林業支援講習:香川県林業労働者確保支援センター(香川県森林組合連合会内)
 林業の就業を目指す方が林業を無料で体験でき、林業就業に必要な刈払い機やチェーンソーの資格が取得できる講習会
 1.日程:令和5年8月21日(月)~9月5日(火)(実質12日間)
 2.講習場所:香川県森林組合連合会館他
 3.申し込み:FAX 087-833-4525 メール info@ka-forestry.or.jp
4.申込締め切り:7月31日
 5.募集人数:10名

■農業大学校 オープンキャンバス(再掲)
 ●令和6年度担い手養成科入学受験者向け説明会
 1.日時:令和5年7月30日(日)9:30~12:00
 2.内容:学校説明、受験案内、施設見学

 ●公開講座(時間がなければ省く)
 1.日時:令和5年8月4日(金)9:00~12:00
 2.講師:ライフデザインパートナーズ(株)㈹浅川智仁
     2010年The Japan Timesより「アジアを代表する次世代の経営者100人」選出
 3.内容:「目標設定」進む道を見つける!自分の未来を描く!!

 ●農業大学校学校説明および作業体験(林業・造園緑化コース)
 1.日時:令和5年8月21日(水)9:30~12:00
 2.内容:学校説明及び木の実を使ったクラフトや葉脈のしおりづくり、竹垣作成、森林センターの紹介

 ➡申込み:いずれも3日前までに農業大学校
電話:0877-75-1141、FAX:0877-75-3989、メール:nodai@pref.kagawa.lg.jp

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文責:和田


Posted by 林業女子会@かがわ at 23:05│Comments(0)
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