林業女子会＠かがわ

林業女子力に磨きをかけようと、認定特定非営利活動法人JUON NETWORK（樹恩ネットワーク）主催の「森林ボランティア青年リーダー養成講座ｉｎ四国」に会員有志が参加しています。

今回は徳島県三好市にある林業事業体「山城もくもく」で実施された１泊２日の実習の様子をお届けします。


【１日目】
平成２９年１１月２５日（土）

◯オリエンテーション
会社の沿革、製品であるＪパネルやスピーカー（驚！）、地域の林業について社長さんからお話がありました。


◯場内を見学


◯薪割りをしよう
ログスプリッターを使ってスギ材を小割りにしました。中心をねらい定めて均等に割ること、コンテナに隙間なく美しく積むことは難しい。


◯フォークリフトを運転しよう
ペダルやレバーがたくさん付いているので大変。車より小回りがききました。


◯自動選別機を動かそう
フォークリフトで原木をすくい上げ（難！）運んで投入。建物の中にあるスイッチをこまめに操作して原木を１本ずつ送ります。油断すると重なって困ります…
決められた長さにカットされた材がガコンと落ちてきたら、たまりすぎないうちにフォークリフトで運びます。


◯松尾川温泉へ
源泉掛け流し、湯治のお客さんもいる名湯に連れてきてくださいました。ややぬるぬるするお湯です。ほてった体に山の冷たい空気が気持ちいい。お湯を沸かすのに山城もくもくの薪が使われています。


◯楽しい晩ごはん
すっかり日が落ちてスギのトーチに火が入りました。シンプルで暖かく、灰になっていく過程を見るのが楽しいトーチです。そして社長が料理してくださった寄せ鍋と炊き合わせ、参加者もちよりのお酒やおつまみで楽しい晩ごはんをいただきました。社長の阿波踊りで最高潮！



【２日目】
平成２９年１１月２６日（日）

◯おはようございます
お宿は木が薫る「角見の郷」です。布団を上げて掃除をしたら朝ごはん。おみそ汁が体にしみわたります。社長が早起きして作ってくださいました。今日は山の中で実習です。


◯下刈りをしよう
課長さんから刈払機と下刈りについて説明がありました。道具の整備だけでなく、周囲（仲間）の安全も考えて動くことが大切。利き腕によって払う方向が違うことは興味深い発見でした。


◯間伐をしよう
森林所有者である社長から山の説明がありました。どの木を伐るべきかみんなで考えます。そのうちの１本を副社長がお手本で伐採し、チェンソーの扱い方や受け口追い口の作り方などを教わりました。


◯チェンソーを使おう
防護チャップスを着けて間伐をしました。受け口を作るのが難しい！何度もきりなおしてようやく倒すことができました。みんなで切り口をチェック。「つる」があるので成功です。


枝払いにも挑戦しました。足元が不安定な山の中で重いチェンソーを細かく動かすのは怖い！次に輪切りの練習です。うまくできたら鍋敷きにいいですね。大きなコブがある箇所を輪切りにすると、いびつな形の大きなシミがありました。


◯昼ごはんと今後に向けて
専門の先生がお越しになりました。地元で評判の唐揚げ弁当を一緒にいただいた後、２日間の体験をもとに森林ボランティアリーダーとして今後どうすべきかを考えました。実現するには具体的にどのような行動を起こせばよいでしょう。各自考えて発表しました。たくさんの意見は後日、先生がまとめてくださるそうです。楽しみです。


お世話になった皆さま、ありがとうございました。


（投稿）まる